がんばるブラザーズ

子供たちの家庭学習やサッカーの記録。

小学校高学年の子どもにおすすめしたい本50冊 〜わたしが読んでいた本、読んでほしい本〜

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※ 2019.8.26更新

児童書が大好きな筆者が、小学校高学年の子供たちにおすすめしたい本を50冊紹介しています。名作から現代の作品までさまざまなジャンルから選びました。プレゼントや読書感想文の本選びにお役立てください。

 

はじめに

小学生の頃、わたしは本ばっかり読んでいた。おかげで「小学校6年間で1000冊以上本を読んだ人」として、卒業式で表彰され、手作りの賞状までいただいた。同じ本を何度も読むこともあったので、もしかしたら1000冊よりも少なかったかもしれないけれど、わたしの毎日に本が欠かせなかったということだけは確かだ。

友達、少なかったしね。っていうか、いなかったしね。

学校から帰ってきて、自分の部屋で誰にも邪魔されずに本を読む。お話の世界になら、安心して身を委ねられる。その時間がどれだけわたしを救ったことか。いい思い出はあまりないけれど、たくさん本を読むことができた環境には感謝している。

 

そんなわたしなので、いわせんさんの『小学校高学年に読んでほしい50冊。いや、「子どもと一緒に読みたい本」』という記事を読んで、心が躍らないわけがない。

小学校高学年に読んでほしい50冊。いや、「子どもと一緒に読みたい本」。 - いわせんの仕事部屋

こういう話、大好き!人それぞれのバックグラウンドが反映される選書って、おもしろい。いわせんさんの50冊は、先生ならではの視点で選ばれていて、とてもおもしろかった。 

もっともっと、いろんな人の、いろんな50冊をみてみたい。だからわたしも50冊選んでみることにした。今回選んだ50冊は、わたしが小学校高学年の頃に読んでいた本と、 そのころのわたしに読んでほしい本。

ではまいります。

 

⇒高学年の読み聞かせにおすすめの絵本をお探しの方はこちら

1. 魔女の宅急便

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)

 

角野栄子さんのお話は、いつもあたたかい。ジブリもいいけど、原作はもっといい。大人にもおすすめ。わたしは大人になってからもたくさん読み返してる。わたしの宝物。

 

2. モモ

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

 

これはやっぱり欠かせないな。それまで読んでいた本では物足りなさを感じるけど、次どんな本を読めばいいのか分からないなーと思っていたときに、司書の先生にすすめられた本。

 

3. やかまし村の子どもたち 

やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128))

やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128))

  • 作者: アストリッド・リンドグレーン,イロン・ヴィークランド,大塚勇三
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/06/16
  • メディア: 文庫
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わたしには、彼らの生活がまぶしすぎたけど、憧れそのものだった。知らなかったら比べずにすんだかもしれないけど、それでも知って憧れるほうでよかったって思う。リンドグレーンさんは「長くつ下のピッピ」の人。

 

4. 小さなスプーンおばさん

小さなスプーンおばさん (新しい世界の童話シリーズ)

小さなスプーンおばさん (新しい世界の童話シリーズ)

  • 作者: アルフ・プリョイセン,大塚勇三,ビョールン・ベルイ
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1966/04/01
  • メディア: 単行本
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テレビアニメのスプーンおばさんが大好きで、その原作も読んでみたいと思って読んだら、アニメ以上におもしろかったっていう本。挿絵も大変かわいい。読みやすいのでもう少し小さい子どもでも大丈夫だと思う。

 

5. 風にのってきたメアリーポピンズ

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)

  • 作者: P.L.トラヴァース,メアリー・シェパード,Pamela Lyndon Travers,林容吉
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/07/18
  • メディア: 単行本
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メアリー・ポピンズ先生ってやなやつーって最初は思うんだけど、どんどん惹かれていって、最後には大好きになってしまう。出てくるお菓子や、料理が美味しそうで、ずーっと憧れていた。

 

6. 赤毛のアン 

赤毛のアン―シリーズ・赤毛のアン〈1〉 (ポプラポケット文庫)

赤毛のアン―シリーズ・赤毛のアン〈1〉 (ポプラポケット文庫)

  • 作者: ルーシー・モードモンゴメリ,Lucy Maud Montgomery,村岡花子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本
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はじめて映画館に観に行った映画が「赤毛のアン」だった。心にしまっておきたい言葉がたくさんつまっている。

 

7. エーミールと探偵たち

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

  • 作者: エーリヒ・ケストナー,ヴァルター・トリアー,池田香代子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
  • メディア: 単行本
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ケストナーといえば飛ぶ教室かもしれないけど、わたしにとってはエーミールと探偵たちだなぁ。最後のおばあさんの言葉がとてもいい。

 

8. 若草物語

若草物語(上) (岩波少年文庫)

若草物語(上) (岩波少年文庫)

  • 作者: ルイザ・メイ・オルコット,バーバラ・クーニー,海都洋子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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若草物語といえば、ハウス食品世界名作劇場。アニメと、原作の違いを感じながら読むのがとても楽しかった。わたしが今読むなら絶対にこれ。バーバラクーニーさんの絵がたまらない。

 

9. あしながおじさん

あしながおじさん (新潮文庫)

あしながおじさん (新潮文庫)

 

あしながおじさんも、ハウス食品世界名作劇場でみて知ったお話。アニメもよかったけど、原作はもっとおもしろい。

 

10. 不思議の国のアリス

不思議の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス (角川文庫)

 

トーベ・ヤンソン版もすごく素敵なんだけど、読み物としてなら、河合さんの訳がおすすめ。とても読みやすいし、はじめて読むならこれがいいと思う。

 

11.シャーロックホームズの冒険

シャーロック・ホームズの冒険 (子どものための世界文学の森 15)

シャーロック・ホームズの冒険 (子どものための世界文学の森 15)

 

シャーロック・ホームズ、大好きだったな。これは子供向けだから読みやすい。そしてちゃんとこわい。

名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)

名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)

  • 作者: アーサー.コナン・ドイル,青山浩行,日暮まさみち
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: 新書
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子どもにすすめるならこれかな。挿絵がいい。青山さんは、サマーウォーズの作画監督さん。

 

12. 冒険者たち

冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間

冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間

 

映画になったから、読む子が増えるかな。増えるといいな。児童文学において、表紙が魅力的なものはたいてい中身もすばらしい、と思っている。

 

13. たのしい川べ

たのしい川べ―ヒキガエルの冒険

たのしい川べ―ヒキガエルの冒険

 

大好きだった本。 石井桃子さんの訳は安心して読める。ファージョンの「ムギと王様」とか、うさこちゃんシリーズとか。

 

14. 銀河鉄道の夜

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

 

花巻に所縁があって、何度も宮沢賢治記念館に行っていたせいか、小さいころから宮沢賢治作品をよく読んだ。その中でもやっぱり1番はこれ。

 

15. 二分間の冒険

二分間の冒険 (偕成社文庫)

二分間の冒険 (偕成社文庫)

 

 すっかり忘れていたけれど子供の頃大好きだった本。今となればファンタジーなんだけど、当時はただただワクワクして続きが気になって仕方なかった。

 

16. 蜘蛛の糸・杜子春

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

 

美しい文章。さすが芥川龍之介。少なくとも、蜘蛛の糸、杜子春、トロッコは読んでもらいたいなと思う。

 

17. それいけズッコケ三人組 

それいけズッコケ三人組 (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫)

それいけズッコケ三人組 (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫)

 

箸休め的な存在。悪い意味じゃなくて、気構えなく読める読みものという意味で。だいたいさみしい時間を過ごしていたので、いつものメンバーが出てくるお話は安心感があってよかった。4つ年上の夫もよく読んでいたそう。

 

18. ふしぎなかぎばあさん

ふしぎなかぎばあさん (あたらしい創作童話 6)

ふしぎなかぎばあさん (あたらしい創作童話 6)

 

対象年齢はもう少し小さい子向きだけど、高学年の子にもおすすめ。うちにもかぎばあさん来てくれないかなぁってずっと思っていた。かぎばあさんの作る料理もまたいいのよね。おなかをすかせながら読んでいたかぎっ子は、わたしだけじゃないと思う。

 

19. サンタクロースっているんでしょうか? 

サンタクロースっているんでしょうか?

サンタクロースっているんでしょうか?

 

サンタクロースについて、存在をなきものとして扱うお家で育ったけれど、心のどこかでは信じたい気持ちがあった。この本を読めば真実を知ることになるのかもと思って、ドキドキしながら読んだ記憶がある。

 

20. そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった (クリスティー・ジュニア・ミステリ 1)

そして誰もいなくなった (クリスティー・ジュニア・ミステリ 1)

  • 作者: アガサ・クリスティー,水戸部功,青木久惠
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シャーロック・ホームズも好きだったけど、アガサ・クリスティーも背筋がぞわぞわして好きだった。 実際読んでいたのは、もっとふるーい感じのやつ。

 

21. 新美南吉童話集

新美南吉童話集

新美南吉童話集

 

 新美南吉さんといえば、「手ぶくろを買いに」とか「ごんぎつね」が思い浮かぶかな。「花のき村と盗人たち」や「おじいさんのランプ」 もいい。

 

22. キツネ山の夏休み

キツネ山の夏休み (ジョイ・ストリート)

キツネ山の夏休み (ジョイ・ストリート)

 

富安陽子さんの作品は「まゆとおに」などのまゆシリーズ、「ムジナ探偵局」シリーズなど、人以外のものが出てくる不思議なお話が多い。この作品もそう。夏におすすめしたい1冊。

 

23. 窓ぎわのトットちゃん

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

 

言わずと知れた名作。この本に助けられて、今でも大切な1冊として大事にしている人はたくさんいるんじゃないかな。

 

24. ぼくらの七日間戦争

ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)

ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)

 

わたしが中学生の頃、宮沢りえさん主演の映画「ぼくらの七日間戦争」が大ヒットした。それから貪るようにして原作シリーズを読んだ。

 

25. ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

 

これは親になってから読んだ本。不思議なお話が好きな子におすすめ。店主の「ござんすね」口調が意外とくせになる。

 

26. ありがとう、フォルカーせんせい

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)

 

子どもにとっては、学校が生活のほぼ全て。(友達とはいえない)同級生や先生に理解してもらえないということが、どれほど重いことか。フォルカー先生はもちろんだけど、おばあちゃんの言葉がすごくいい。

 

27. ウエズレーの国

ウエズレーの国

ウエズレーの国

  • 作者: ポール・フライシュマン,ケビン・ホークス,Paul Fleischman,Kevin Hauks,千葉茂樹
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 大型本
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ブックトークで教えてもらって以来、大事にしている本。学校や友達関係でやりづらさを感じていそうなときに、そっとすすめたい。

 

28. その本の物語

(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

 

「桜風堂ものがたり」を読んで大好きになった村山さんの作品の中で、ぜひおすすめしたいのがこれ。泣きました。

 

29. ルリユールおじさん

ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)

ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)

 

先日紹介したばかりの絵本。

 

「名をのこさなくていい。ぼうず、いい手をもて」 手仕事とアカシアの木と、父の言葉。 - がんばる小学生

 

実はこの絵本の主人公ソフィーが出てくるもう1冊の絵本もすごくいい。

大きな木のような人 (講談社の創作絵本)

大きな木のような人 (講談社の創作絵本)

 

 

30. わたしのせいじゃない

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)

  • 作者: レイフクリスチャンソン,ディックステンベリ,二文字理明
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1996/01/10
  • メディア: 単行本
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かわいい絵だなぁと思って手にとったら痛い目にあう。高学年にこそ、読んでほしい1冊。あんまり押し付けたくないけど、この本は押し付けたいくらい。「まあいいから読みな」って。

 

31. 三国志 

三国志〈上〉 (岩波少年文庫)

三国志〈上〉 (岩波少年文庫)

 

三国志いいよねぇ!大人になったら吉川三国志が最高って思うけど、羅貫中さんの三国志もわかりやすくていい。読み物として知った上で歴史を学ぶのもいいし、歴史を学んだ上で読み物として味わうのもいい。

 

32. ハリー・ポッターと賢者の石

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

 

ハリー・ポッター最高!もちろん冒険や戦いの場面もいいけれど、わたしはホグワーツでの寮生活の描写が大好きだ。特に食事の場面なんて最高!

 

33. バーティミアス

バーティミアス (1) サマルカンドの秘宝

バーティミアス (1) サマルカンドの秘宝

 

金原瑞人さん訳。 魔法使いとか魔術系のファンタジーはいっぱいあるけど、バーティミアスは本当におもしろい。魔神のバーティミアスがおまぬけで、でもすごく魅力的で、とってもいい。

 

34. 魔法使いハウルと火の悪魔

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

  • 作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,西村醇子
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本
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ジブリ映画「ハウルの動く城」 の原作。映画も嫌いではない。ジブリはそもそも好きだし。ただ映画では描ききれない部分がたくさんあった。原作を読んで、映画をみれば、さらに楽しめるかもしれない。実は続編もあるんだよ。

  

35. 13ヶ月と13週と13日と満月の夜

13ヵ月と13週と13日と満月の夜

13ヵ月と13週と13日と満月の夜

 

またまた金原瑞人さん。この本を読んだときは、まだ金原瑞人さんを意識していなかった。 読み始めたら止まらない、先が気になる!もっと読みたい!って思う、スピード感あふれるファンタジー。アレックスシアラーさんといえば、「チョコレートアンダーグラウンド」のほうが有名かな。

 

36. ウォーターシップダウンのうさぎたち 

ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉 (ファンタジー・クラシックス)

ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉 (ファンタジー・クラシックス)

 

新装版の表紙だけみると、なにやらかわいらしい話なのかと思ってしまうけれど、全然違う。これは、かっこいいオスうさぎたちの成長と冒険と戦いの物語。

 

37. ローワンと魔法の地図

ローワンと魔法の地図  (リンの谷のローワン 1)

ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)

 

弱気な主人公が成長していく様子がとてもいい。さくまゆみこさんの訳がとてもすばらしい。読みやすい、美しい日本語なので、ハマる子も多いと思う。

 

38. 三姉妹探偵団

 

三姉妹探偵団 (講談社文庫)

三姉妹探偵団 (講談社文庫)

 

赤川次郎作品の中でも特に三毛猫ホームズと三姉妹探偵団が好きだった。シリーズものは登場人物に何度も会えるのでさみしくなくていい。

  

39. ルドルフとイッパイアッテナ

 

ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

 

名作。映画にもなったのでさらにたくさんの人に読まれていると思う。親になって読んでみると、また違う発見があっていい。斎藤洋さんの白狐魔記シリーズもおもしろい。

 

40. 兎の眼

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)

 

灰谷さんのお話を子どもの頃に読んでいたらどうだったかなぁって今でもよく思う。

 

41. 天の瞳

天の瞳 幼年編〈1〉 (角川文庫)

天の瞳 幼年編〈1〉 (角川文庫)

 

天の瞳もはずせない。

 

42. 太陽の子 

太陽の子 (角川文庫)

太陽の子 (角川文庫)

 

太陽の子はいろいろな意味で読むと苦しいんだけれども、ぜひとも子どもたちに読んでもらいたいと思う本。個人的にはふうちゃんに感情移入しすぎて、ややつらめ。

 

43. ポプラの秋 

ポプラの秋 (新潮文庫)

ポプラの秋 (新潮文庫)

 

どちらかというと「夏の庭」のほうが有名かな。好みによると思うけど、わたしは、「ポプラの秋」のほうが好き。「春のオルガン」もある。

 

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

 

 

44. 西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

大学生の頃に読んで、号泣した。もっと早く出会いたかった。それこそ、小学校高学年の頃に出会いたかったと強烈に思う本。そしたら、わたしも魔女修行をやったと思う。

 

45. しずかな日々

しずかな日々 (講談社文庫)

しずかな日々 (講談社文庫)

 

大きな盛り上がりがあるわけではないので、楽しいお話が大好き!という子には向かないかもしれない。でも、やっぱりおすすめしたくなる本なんだよね。

 

46. きみの友だち 

きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だち (新潮文庫)

 

基本的に重松さんの本はどれもおすすめだけど1冊あげるとするなら、やっぱりこれだな。でも「小学五年生」と「きよしこ」も捨てがたい。

  

47. 21世紀に生きる君たちへ

 

対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ

  • 作者: 司馬 遼太郎,ドナルド・キーン,ロバート・ミンツァー
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 1999/10/22
  • メディア: 単行本
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司馬遼太郎さんといったら、わたしでも知っているくらい有名な歴史小説の人。はじめてこの言葉を読んだとき、心の底からぐっときた。子どもたちにぜひ読んでほしいな。

 

48. 自分の脳を自分で育てる

自分の脳を自分で育てる―たくましい脳をつくり、じょうずに使う (くもんジュニアサイエンス)

自分の脳を自分で育てる―たくましい脳をつくり、じょうずに使う (くもんジュニアサイエンス)

 

なんで勉強したほうがいいか、これを読めばだいたいわかるんじゃないかなと思う。わたしも小学生の頃に知りたかった。

 

49. ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに

 

一見シンプルな絵本なんだけど。これはぜひ思春期の入り口に立った子どもたちの手元においてもらって、時々開いてもらえらいいなと思う。ちなみに、「おおきな木」だったら、わたしは本田さんの訳のほうをおすすめしたい。

 

50. 

わたしも真似をして、おすすめを教えてくださいって言っちゃおうかな。
勝手に真似してすいません!では、いきます。

みなさんのおすすめを教えてください。 

おわりに

50冊あげられるかなぁ?と思いながら始めたものの、終わりが近づいてきたら「あれ?これも入れたい」「え、じゃあどれを削る?」って迷いだしてしまって、仕上げにえらく時間がかかってしまった。 

でも、楽しかった。 

わたしにとっての魔女の宅急便のように、子どもたちを支えてくれるような、大切な1冊が見つかるといいな。心がふるえるような、無言でがしっと抱きしめたくなるような、そんな1冊との出会いが、これから先あるといいなと願っている。 

ということで、今日はこのへんでおしまい。

 

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