がんばるブラザーズ

中学生と小学生の家庭学習やサッカーの記録。

歴史とお刺身が大好きな長男と小田原に行ってきた

歴史とお刺身が大好きな長男と小田原に行ってきた。 来春には中学生になる長男と、2人で出かける機会なんてきっともうそんなにはないはずだと思って。

リュックを背負って、電車に揺られながら「最近学校どう?」「そういえばこないだね…」「お昼なに食べよっか」「お魚食べたい」「いいねいいね」なんて話す時間は思った以上にゆるりとしていて、体も心もゆるんでいくのがよくわかった。

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長男を喜ばせようと思って企画した小田原行きだったけれど、自分のほうが癒されているのに気づいて「うわー」と思った。隣にいるのはもうあと10cmほどで横に並ばれるくらい成長した男の子なのに、いつまでも与える側の感覚がぬけていない自分に「うわー」と思った。

普段は気づかないことに気づくのが旅のいいところなのかもしれない。

魚市場食堂でお昼ごはん

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とりあえず腹ごしらえをしてから、ゆっくりと小田原城を巡ろうということになった。

向かうのは小田原漁港!魚市場!

電車を降りた早川駅はとても小さな駅だけれど、かわいくてとても感じがよかった。ローカルな雰囲気たっぷりのホームからみえる白い観音さまに「まんまんしゃん、あ」と手をあわせていたら、「ママなにやってんの?」って笑われた。ママは子供のころ、そうやって拝むようにいわれてたんです!

駅を降りて、てくてく歩くとすぐに小田原漁港に出る。釣りをしてるひと、そのまわりをウロウロする猫、ごはん屋さんに行列をなす人と車。のんびりとあくせくが混じり合う、不思議な雰囲気だった。

わたしたちが目指す魚市場食堂は、その名前のとおり魚市場の中にある食堂で、むわっとした熱気と魚のにおいがする場内の階段をあがった先にある。食堂の前には15人くらいの先客がいたけれど、回転が早いせいかわりとすぐに順番がまわってきた。

あまりの人の多さと熱気に気圧された格好の長男は、真顔で「これ知らない人と一緒に座って食べるの?」と聞いてきた。その顔がおかしくて、吹き出しそうになるのをこらえつつ「そうだよ」と答えた。そうしたら今度は「ママと別々で食べることもあるの?」というから「それはない」といって、こらえきれず笑ってしまった。だってあまりにも真剣で、あまりにも不安そうなんだもん。かわいいやつ、と思った。

無事に2人並んだ席に座り、長男は「お刺身定食」、わたしは「アジフライ定食」を食べた。普段あまりイカのお刺身を食べない長男が「これはコリコリしてておいしい、1つ食べてみる?」というので、「じゃあアジフライいっこあげるよ」「えーいいの?ラッキー」なんて話しながらおいしく食べた。さっきまで真顔だったのに、大好物のお刺身を食べてニコニコの長男を見て、おいしいものをおいしいねって言い合いながら食べるっていいなとしみじみ思った。

親そっちのけでカメラ小僧に徹した小田原城

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おなかいっぱいになって眠くなりながら電車で小田原まで。駅から出たらなんだか日差しが強くなって暑かったので、途中でアイスコーヒーを買って飲みながら歩くことにした。どうせなら正規登城ルートで行こうと馬出門のほうまでぐるっとまわり、特別公開中の銅門ではガイドのおじさんと「天皇の料理番」ロケの話で盛り上がったり、銅門を額縁に見立てて天守閣をうつすポイントを教えてもらったりした。

常盤木門を入ると小田原城の天守閣が目の前にみえてくる。そうなると長男はもう、わたしのことなんかそっちのけで写真を撮りまくるカメラ小僧になってしまい。あっちからパシャパシャ、こっちからパシャパシャ。興奮しすぎたせいか、残っていたのはブレブレの小田原城ばかりだった。

天守閣に入ってからも撮影OKのところでは、説明を読んではパシャ、少しひいてパシャ、違う角度からパシャ…大きな展示物のところではパノラマ撮影…

わたしはそもそも城に興味があるわけではないので、半分呆れながら見守り、夢中になりすぎて周りがみえていない彼を注意する係に徹した。

それでも、リニューアルしてまもない小田原城は楽しいところだった。わたしみたいな城に興味のない人間でも楽しめるようなつくりになっていて、特に小田原城や北条氏についてわかりやすくまとめられたミニシアターは、その後の展示につながる内容でとてもおもしろかった。

最後に立ち寄ったショップでは20分くらいかけてお土産を選び、父には「小田原城」とでっかく入った湯のみ、弟には実際に抜き差しできる刀(金色)のストラップを買っていた。わたしはその間ずーっと待ちぼうけ(笑)さんざん放ったらかしにされた小田原城巡りであった。

城を出て「さあ駅に戻ろうか」と思ったら、ちょうどミニSLが走っていたので記念に乗ることにした。まだ長男がよちよち歩きの頃、このミニSLに乗ったことがあった。ふわふわの赤ちゃんを連れたママやパパにまぎれて、かつてふわふわの赤ちゃんだった長男と一緒に、再びこれに乗る日が来るとは思わなかった。「次に乗るときはきっとあなたがパパになったときなんじゃない?」「はぁ?おれがパパとか想像つかない」なんて笑い合いながら、短いようでわりと長いミニSL旅行を楽しんだ。

山安で干物を買って帰宅

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さんざん放置された小田原城でのうらみを晴らすべく、最後はわたしに付きあえ!ということで駅前の山安へ。お目当てのアジの開き(キズパック)を買ったあと、なぜか付き合ったお礼にサーティーワンでアイスをおごらされ、結局プラスマイナスマイナスなんじゃないの?と思いつつ帰路についた。

再び電車に揺られながら「どうよ?楽しかった?」「うん、すっごい楽しかったしおいしかった」と笑う横顔をみていたら、最後にアイスをおごらされた理由はよくわからないけれど…楽しかったなら、まぁいっかという気持ちになった。

「今度はどこ行く?」「浅草寺!」「線香のシャワーあびたいよね」「はー?くさくね?なんか食べながら歩いてみたい」と言ったあとに大あくびを1つ。楽しかったけれどくたびれた、くたびれたけれど楽しかった休日だった。

またいこーね!

やっぱり買おうかな。