がんばるブラザーズ

中学生と小学生の家庭学習やサッカーの記録。

【追記あり】NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫る ニッポンの子育て~」を観た

産後ママの心と体をケアする本

わたしたち夫婦は、典型的AB型なわたしを広い心で受け止めてくれる夫のおかげで成り立っているのですが、そんなわたしたちにも夫婦の危機がありました。崖っぷちのところまでいったんじゃないでしょうか。

最大の危機は長男を出産して1年経とうという頃。母のことで大変だったというのもあるけれど、それだけじゃなく夫への苛立ちがどうしても抑えられなかった。自分でもわからないけど、どうしてもイライラするんです。そのイライラをぶつけないと気が済まなくて、ぶつけると喧嘩になったり険悪な雰囲気になったり。そうなると、今度は自分が自分じゃなくなったような感覚になる。

思い出すだけで鬱々としてくるわ…。

こういう子供を出産してからのイライラ、特に夫に対するイライラについての考察は、さまざまなところで語り尽くされている感があるので、妻側の思いに関してはこの記事を参考にされるといいんじゃないかと思います。

mamapicks.jp

出産後に直面する変化。

●自分のペースで物事を進められる時間がまったく無い。
●自分以外の存在をひと時たりとも頭から離せない。
●自分以外の命がおもに自分の手に委ねられる。

妻の不機嫌ループ ~困惑する夫たちに捧ぐ~ : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

夫への不満は特に共感できる。

夫が朝食後に新聞を読めることも、ひとりで本屋に行けることも、酒を飲んで酔っ払えることも、好きな時間にトイレに行けることも、仕事に好きなだけ時間を使えることも! 自分のペースで動けるその状態がうらやましくて、なんだかねたましい。

おむつ替えだの、お風呂に入れるだの、子育てのエッセンスが追加されたところで、基本、仕事と家での生活という、切り替えのある生活は続けていられる。それ自体がうらやましいのだ。 そして、その自由度に無自覚であることが、さらに腹立たしい。

妻の不機嫌ループ ~困惑する夫たちに捧ぐ~ : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

こうやって自分のイライラの原因を上手に言語化できていれば、少しは楽だったんじゃないかと思います。でも、渦中にいると、なかなかそれができない。だから、相手にもうまく伝えられない。伝わらない。余計にイライラする。

このループを抜け出す方法で、今のわたしが思いつくのは「自由」を手にいれることだけです。子供を安心して任せられて、自分の好きなように好きなことをする時間を持つ。それを、「ごめんね」とか思わずに持てるようになったとき、やっと自分が何に対してイライラしていたのかわかる。そういうものじゃないかなぁ。

子供が成長して、自分のことは自分でできるようになり、わたしが自分のために使える時間は年々増える一方です。もちろん、成長とともに違う悩みが出てくるけれど、それでもあのときのような閉塞感は全くありません。でもね、今こういう問題に直面している方たちに「あと数年したら楽になるから」とはなかなか言えないですよ。しょうがないから言っちゃうけど。それくらいしか言えないし、それも真実だから。

でも、それだと今を耐えろってことになってしまう。辛い人に向かって「大丈夫もう少し我慢すればなんとかなるから」っていうのは、淡いうっすーい希望くらいにしかならない。それでもないよりはマシですよ。ないよりはマシだけど、今楽になる方法があるなら断然そっちを知りたいはずです。

今夜9時からのNHKスペシャルで、もしかしたらそのヒントが得られるかもしれません。

NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫る ニッポンの子育て~」

www6.nhk.or.jp

女性が子を産み、母になる。その時、母親たちの脳や体に、驚くような変化が次々と 起こることが、最新科学から明らかになってきました。人類進化の過程で、育児を成し遂げるための特別な能力が、お母さんたちに備わってきたのです。ところが、ニッポンのお母さんたちは今、子育てに深刻な悩みや不安を抱え、悲痛な叫び声をあげています。助け合いたい夫に対しても、出産後はなぜかイライラが止まらず、離婚の危機も。母親たちが結びつきを求める「ママ友」は、日本特有の社会現象として世界か らも注目されています。なぜ母親たちは、これほど育児に苦しめられているのでしょうか?原因を最新科学で探ると、意外にも、人類700万年の進化にまでさかのぼる、子育ての知られざる真実が見えてきました。これは、育児世代だけでなく、母親から生まれ育てられた全ての人たちの知的好奇心を揺さぶる、科学エンターテイメントです。

NHKスペシャル | ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て~

予告動画をみてみると、どうやら子育て中のママのストレスをやわらげる方法についても触れられるとか。これはかなり興味があります。

(ここまでが放送前に書いた部分)

感想

今回の放送のポイントをわたしなりにまとめてみると、

  • 産後にエストロゲンが激減して不安や孤独を感じるようになる仕組みは、母親に共同養育を促すためのものだった
  • 赤ちゃんが夜泣きをするのは、もともとは胎児が母親を守ろうとする仕組みの名残だった
  • 2歳ごろから始まるイヤイヤは、欲求を抑える機能を担う脳の前頭前野が発達していないのが原因だった
  • 母性はいきなり芽生えるのではなく、さまざまな経験をとおして育つ
  • 子育て家庭の離婚が多いのは子供が0〜2歳の頃
  • 愛情ホルモンとして知られるオキシトシンには一方で攻撃性を高める作用もあり、オキシトシンの分泌が多い育児中のママは少しのことで感情が大きく揺れ動く
  • 1日中ストレスにさらされているママがリラックスできるのはパパが向き合って受容的に話を聞いてくれるとき

ざっとこんな感じでしょうか。

観終わった率直な感想は、「拍子抜け」かな。そこで終わりかーい!みたいな。一番ひっかかったのはね、イヤイヤ期のとこの眞鍋かおりさんのコメント。

「イヤイヤの原因がわかっていれば気が楽ですよね。イヤイヤってされたときに『今前頭前野がぁ』って」

思わないだろー!!

そんなんで気が楽になる人いるの?そうじゃなくって、だからどうしたらいいかっていうところなんじゃないの?みんなが知りたいのは。今回はそこがテーマじゃなかったということなんだろうけど、だったら尚更そんなペラいコメントいらなかったよと思いました。

それから、物足りないなと感じたのはパパの関わり方の部分。ものすごくサラッと「アドバイスをするんじゃなくって、話を聞いてあげることが大事」って言ってたけど、そこめちゃくちゃ重要じゃない?そこはもうだいぶ語り尽くされてるからあっさりでよかったの?最近のパパたちはそれが大事なのみんなよくわかってるってことなのかな?

今回は、子育て中のママが大変な理由を科学的に解説しただけにとどまった印象なので、ぜひ次回があるなら「だったらこうしよう」っていう部分も切り込んでもらいたいなと思いました。

まあでも1時間の番組だしね。わたしとしては「共同養育」のところと、「前頭前野」のところが興味深かったです。

まとめ

NHKでもかなり番宣してたのでご存知の方も多いと思いますが、念のためお知らせしておきます。本当は観終わってから公開しようと思ってたんだけど!

ということで、みなさんお見逃しなく!NHK総合で今夜9時から、ですよ!

告知していたわりには「あれ?」という内容でした。

でも、1つだけ。愛情ホルモン♡っていってオキシトシンのいいところばかりが取り上げられがちな中で、攻撃性の部分に踏み込んでもらったのは良かったことなんじゃないかなと思いました。でっかい音でブーーーって鳴らしてたママの顔があまりにも憮然としてて笑っちゃった。

最後に。嵐のような、地獄のような日々を抜けたわたしが今言えるのは、出産前に産後の体や心の変化について知っておいてほしいということです。ママだけでなく、パパにもぜひ知っていてもらいたい。そのうえでどうしたらいいか、どんなことができるかなと考えておけたらいいんじゃないかなと思います。

そういう意味で、この本はおすすめです。

自分の時にこの本があったら絶対に読んでたと思う。そしてずいぶん楽だったんじゃないかなと思います。

おしまい。

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