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がんばる小学生

サッカー少年の家庭学習と本の記録

【少年サッカー】「いけるいける」って言われたら本当にいける気がしてきちゃうって話

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成人の日、次男チームの練習試合があった。わたしは長男の都合でお留守番。夫がビデオ撮影と応援をかねて行ってきてくれた。ちなみに夫は今まで、試合という試合には必ず顔を出し、そのほとんどをビデオに残している熱血おやじだ。ビデオ撮影しているのに、どうしても熱い想いがこぼれてきてしまい、「ああっ!」とか「うぅぅー」とか「ごるあー」みたいな声をあげてしまうところがチャームポイント。家族限定で楽しむビデオだからいいんだけどね。むしろ実況とかやってくれてもいいと思ってる。どんどんやってほしい。

試合翌日、その試合のビデオを通勤電車の中で見返していたらしい夫から、LINEがバシバシ入ってきた。

「今、昨日の試合を見返してたら、とんすけの2点目、スーパーゴールだった!」
「トラップでボール浮かして、そのままボレー!」
「柿谷みたい」

この興奮を、今、君に伝えたい!ってことだったんだろうけど、わたしがそのビデオみれるのってあなたが帰ってくる12時間以上あとなんだよ?ごるぁーと心の中で叫びつつ、まあいいよ、あとでみせてよって思った12時間半後。ようやくビデオをみることができたわたしが心打たれたのは、そのスーパーゴールよりも一個前のプレーだった。

場面としてはこんな感じ。うまく言えるかなぁ。

自陣のセンターサークル近くで次男が相手からボールを奪い、すぐに左サイドのかすみちゃん(仮名)にパス。パスを受けたかすみちゃんはファーストタッチで前に大きく蹴り出し駆け上がったが、寄ってきた相手ディフェンダーと競りそうだと感じて、一瞬躊躇した。その瞬間、次男が大きな声で

「いけるいける」

と声をかけた。かすみちゃんはすぐにもう一度大きく前に蹴り出して、スピードを上げてディフェンダーを引き離し、そのままサイド深く切り込んでいった。相手ディフェンダー3人に囲まれて、ボールを奪われてしまったが、フォローについていた次男が奪い返してセンタリング。相手ディフェンダーにあたって跳ね返ってきたボールをトラップで浮かせてボレーシュート、ゴール!

もちろん次男のゴールもすごかった。ナイスゴールだ。でもね、わたしはその「いけるいける」と声をかけた次男と、その言葉を信じて駆け上がったかすみちゃんにグッときた。

かすみちゃんはいつも自信がなくて、途中でプレーをあきらめちゃうところがある。でも足は速いし、実は体も強い。足りないのは積極的にいくことと、自信だと思ってた。けどこれ卵が先か、鶏が先かみたいな話で。こういう話はなにもかすみちゃんに限った話ではなく、どの子にもいろんな課題というか、ハードルがあるもの。コーチの一言がきっかけで吹っ切れる子もいるし、地道な練習を重ねて自分自身で殻をやぶってく子もいる。かすみちゃんみたいに、仲間の強い後押しで力を出せちゃう子だっている。

1つの積極的なプレーが自信につながって、その自信が次の積極的なプレーになっていく。少年サッカーをみてて、いいなぁって思うのはそういうとき。自分ひとりの力じゃ乗り越えられないものも、チームみんなが力を出し合えば乗り越えることができたり。その中で、ひとりひとりが自分の殻をやぶったり。そういう成長があちこちにある。もちろん競争もあるけど、その中でお互いに磨きあって、のばしあって、ひとまわりもふたまわりも大きくなっていくんだろうなぁと思うとね。泣けてくるよねぇ。おばちゃんだからね。

今年は4年。4年といえば選手権の年。1年後どんなチームになっているのかな。楽しみだな。

おわりに

試合中にチームメイトを叱り飛ばしたり、失敗に対して文句をいったりする子はいっぱいいる。長男のチームにも、次男のチームにも。今回のかすみちゃんに対する声かけだって、他の子なら「いけよ!」だったかもしれないし、「なんでいかないんだよー!」だったかもしれない。

でも、人の心を動かすのはそういう言葉じゃないんだなぁ。


おしまい。

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