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がんばる小学生

がんばる小学生と家族の珍道中ブログ

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家庭学習が大事っていうけど何から始めたらいいの?と聞かれたら、迷わず「音読から」と言いたい。

家庭学習

(2016.8.4更新)

わたしは「にほんごであそぼ」が大好きだ。今はもう、その時間にテレビをつけることがないので、みる機会が減ってしまったけれど、子どもたちがまだ小さい頃は母子そろって楽しみにみていた。

「今日の名文」で出てくる言葉はどれも声に出して読みたくなるようなものだし、狂言や歌舞伎、人形浄瑠璃など日本特有の文化に触れることができるところがいい。 

その中でも特に大好きだったのは、歌のコーナー。元大関の小錦さん扮する「コニちゃん」と、浪曲師の国本武春さん扮する「うなりやベベン」、そして子どもたち。みんな楽しそうに歌っていて、とってもかわいい。それに歌がとてもいい。

数年前のこと。当時まだ小学校に上がるか上がらないかの次男が、夕方「にほんごであそぼ」をみていたときのこと。通りかかった長男が足をとめて、「あれ?これ知ってる!え、でもあれ?なんか違う!」と言いだした。なんだなんだと見に行ってみると、流れていたのは「ベベンの冬が来た」という曲だった。(タイトルは今、調べて知った)

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うなりやベベン『ベベンの冬が来た』 ‐ ニコニコ動画:GINZA

この歌は、高村光太郎の「冬が来た」という詩から、印象的な部分を抜き出して作った曲らしい。長男は、

きっぱりと 冬が来た

きりきりと もみ込むやうな冬が来た

冬よ 僕に来い、僕に来い

にほんごであそぼ 月の歌 - キッズワールド NHK Eテレ こどもポータル

というところを聴いて、途中がごそっと抜けている!と思ったそうだ。

当時小2だか小3だかの長男が、高村光太郎の「冬が来た」と「ベベンの冬が来た」の違いに気づけたのには理由がある。

陰山メソッド徹底反復「音読プリント」 (教育技術MOOK 陰山メソッド)

陰山メソッド徹底反復「音読プリント」 (教育技術MOOK 陰山メソッド)

 

家庭学習(自主学習)に取り組みだした最初の頃*1に買った、この「音読プリント」。この11ページに、高村光太郎の「冬が来た」が載っている。長男は何度も音読していたので、違いに気づいたというわけだ。

声に出して読む=音読。

音読はいい。ただ声に出して読むだけなので、問題を解くより気軽に取り組めるし、漢字の書き取りより楽。それなのに、何回も読んでいるうちに、自然とその文章を覚えてしまった、っていうようなすごい効果が得られることもある。音読ってすごい。

音読の効果とは?

小学生の学力は「教科書」中心学習でグングン伸びる!

小学生の学力は「教科書」中心学習でグングン伸びる!

 

この本には、音読の効果についてこう書いてある。

 音読のメリットは何と言っても、記憶の定着がよくなることです。

 教科書に書かれた文字を音に出して読むことで、音を自分の耳で聞きます。

 単に音で聞くだけでなく、自分の声を聞きますから、頭に入りやすくなります。学習内容が抜群に記憶に残りやすくなるのです。

これを科学的に実証しているのが、冒頭で紹介した音読プリント内でも言及のある、東北大学の川島隆太先生の著書「自分の脳を自分で育てるーたくましい脳をつくり、じょうずに使う」内で紹介されている脳のデータ。(詳しい内容はここでは割愛する) 

わたしはもう10年以上、ヒトの様々な行動や認知、記憶などに関わる脳活動を測定してきました。しかし、音読や単純計算以上に脳を活性化させることには出会ってません。

自分の脳を自分で育てる―たくましい脳をつくり、じょうずに使う (くもんジュニアサイエンス) | 川島 隆太 | 本-通販 | Amazon.co.jp 

自分の脳を自分で育てる―たくましい脳をつくり、じょうずに使う (くもんジュニアサイエンス)

自分の脳を自分で育てる―たくましい脳をつくり、じょうずに使う (くもんジュニアサイエンス)

 

ちなみに、この本は小学校高学年の子どもなら読めるような内容なので、親子で読んでみるのもいいと思う。 

音読は、ただ声に出して読んでいるだけなのにも関わらず、前頭前野の働きを活性化させる。前頭前野というのは、記憶や学習をコントロールするところだ。音読をすれば記憶の定着がよくなるというのも納得できる。つまり、

音読ってすごい!

おすすめは「音読プリント」

音読といえばパッと思いつくのは教科書だと思う。先ほど紹介した親野先生の著書では、教科書をよく音読することを推奨されているし、教科書なら教材費もかからないので、いつでも誰でも始めることができる。音読を始めるなら教科書から、で正解だと思ってる。

ただ、もし教科書以外に何か別のものを用意してもいいなぁと思っているなら、おすすめしたいのはこれ。

陰山メソッド徹底反復「音読プリント」 (教育技術MOOK 陰山メソッド)

陰山メソッド徹底反復「音読プリント」 (教育技術MOOK 陰山メソッド)

 

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もうボロボロになってしまった…。

音読プリントがおすすめな理由はいくつかある。まず、500円(+税)っていう手軽さがいい。文章の難易度によって、初級、中級上級と分かれているので、自分に合ったレベルの文章を選んで読めるというところもいい。

そして何よりもいいのは、「自分からはなかなか出会わないような名文」ばかりが収録されているところだと思う。収録されているのは、どちらかというと古典的なものが多い。普段触れることなどない漢詩や古文など、中学以降に勉強するような文章も含まれている。

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まだ頭がやわらかい時期に、「変な言葉〜」という感覚でもいいから、読み慣れておくこと。知っていること。そういう経験が、次なる学習へのきっかけになることもある。自信につながることだってある。

音読カードで目に見える化する

家庭学習として取り組むものには、他にもドリルや通信教材、自主学習ノートなどがある。それらは大抵、やったらやった分だけの、目に見える成果が残るものばかり。 

それに比べて音読は、ただ声に出して読むだけなので「やった感」が残らない。やっぱりね、「自分はこれだけがんばったんだ!」と思える方が、子どものやる気って出てくるものだと思う。

そこでおすすめしたいのは、音読カードでがんばりを目に見える化すること。

音読カードを無料でダウンロードできるサイトもいろいろある。その中でもわたしがおすすめしたいのは、光文書院さんの音読カード。いろんなパターンの音読カードがあるので、子どもに合ったものを選べるのがいい。 

親のサインのところは、子どもが好きなキャラクターのシールを貼ったり、スタンプを押してあげたりすると喜ぶ。わたしはといえば、赤ボールペンでポケモンとか妖怪ウォッチの絵を描いてあげていた…が、今はサインのみ。ごめん。

まとめ

実は少し前に同じようなテーマでこんな記事を書いた。 

gambaruko.hatenablog.com

もちろん、ノートという方法をおすすめしたい気持ちは変わらない。ただ、ノートよりももっと気楽に始められるという点では、音読の方がおすすめ。なんせ、声に出して読むだけだから。

たかが音読、されど音読。

音読なら5分でできる。学校へ行く前に毎日5分でも音読すれば、毎週25分、家庭学習の時間が増えることになる。1ヶ月続ければ、100分以上!0分だったのが100分になるってすごいことです。

家庭学習の習慣をつけたいなら、まずは音読から。その積み重ねがいつかどこかで実を結ぶはずです。

今日はこのへんで、おしまい。

*1:長男が小1の秋から本格的に取り組みはじめた。