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がんばる小学生

サッカー少年の家庭学習と本の記録

【今週の五十音絵本】時計つくりのジョニーと「と」から始まる絵本たち

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図書館で絵本を選ぶとき、まず最初に背表紙で気になるタイトルを見つけて手に取り、中をパラパラとめくってみるというのが、わたしのいつもの流れ。おめあての本がないかぎり、この作業をくりかえして借りる本を決めている。あ、それと、返却されたばかりの絵本が並べてあるところはひととおりチェックする。誰かに借りられた絵本というのは、いい絵本である可能性が高いから。それでも、出会える本には限りがある。最近そんなことをよく考えるようになって、ある方法を思いついた。そのときわたしはちょうど「と」の棚の前にいた。

 

「今日は"と"から始まる絵本の中から5冊選んで借りてみよう!」

 

"あ"から始まらないところがなんとも雑ではあるけれど…五十音の中からひと文字決めて、その文字から始まる絵本を5冊ピックアップするという手法で、選本の幅を広げていけたらいいなと。いつまで続くかわからないけど、とりあえずやってみる!

 

時計つくりのジョニー

時計つくりのジョニー

 

主人公のジョニーは、手先がとても器用で、物を作るのが得意な少年。大切にしている3冊の本のうちの1冊、「大時計のつくりかた」をみているうちに、自分も大時計を作ってみようと思い立ちます。ところが、両親は「くだらないことをいっていないで、お手伝いをしなさい」といい、学校の先生は「おばかさんね、あなたはまだ小さいんだからそんなことできるわけないでしょ」といって、だれも取り合ってくれません。それどころか、先生の言葉をまねする友達にひどくいじめられてしまいます。

 

そんなジョニーを、ただひとり、スザンナという女の子だけが応援し、励まし続けます。「大時計、ぜったいできるわよ」「まあ、ジョニーすごいわ!」ジョニーは、スザンナの言葉にはげまされ「ぜったいつくってみせるぞ!」と心に決めます。

 

***

 

目標に向かって試行錯誤しながらつきすすんでいく少年のお話。よき理解者である少女スザンナと、鍛冶屋のジョーに支えられながら、大時計づくりに励む姿に胸があつくなる。

 

長い話ではあるけれど、あべきみこさんの訳した日本語は口に出して読みやすい、とても美しい日本語なので、読み聞かせしても苦になりません。作者のアーディゾーニさんの作品といえば、「チムとゆうかんなせんちょうさん」も有名。

 

どろんここぶた

どろんここぶた (ミセスこどもの本)

 

お百姓さんのおうちのぶたごやに住むこぶたは、どろんこが大好き。あるとき、お百姓のおばさんがおおそうじを始めます。家中をぴかぴかにしたあと、取りかかったのは外!ついにこぶたの住むぶたごやもぴかぴかにされてしまい、こぶたが大好きなどろんこもなくなってしまいました。

 

おこったこぶたは家出をします。途中みつけた沼では先に住んでいたトンボやへびたちに追い出され、きたなくてどろんこがありそうに見えたごみ置きばにはどろんこがみあたりません。やっとの思いでたどりついた大きな街で、ようやくどろんこらしいものを見つけたこぶたは喜びいさんで飛び込みますが…

 

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こぶたの恨めしい表情がおもしろい!

 

この絵本はとても有名ですね。がまくんとかえるくんでおなじみのアーノルド・ローベルさん作、「なにをたべてきたの?」や「ジオジオのかんむり」で有名な岸田衿子さんの訳。岸田衿子さんといえば、女優・岸田今日子さんのお姉さん。お顔もそっくり〜。

 

とら猫とおしょうさん

日本昔ばなし とら猫とおしょうさん

 

ある村のびんぼう寺にひとりのおしょうさんととら猫が住んでいました。とら猫の名前はとら。いつも一緒に寝ているとらが、夜中になるといなくなることに気がついたおしょうさんは、ある晩ねたふりをして、とらがどこへ行くのか確かめることにしました。

 

するととらは、おしょうさんの衣をきて、おしょうさんになりすまして外へ出て行ったのです。こっそりあとをつけていくと、着いた先はだれも住んでいないぼろぼろの古寺。中をみると、たくさんの猫が集まってのめや歌えの大宴会がはじまっているではありませんか。驚いたおしょうさんはうっかり大きなくしゃみをしてしまいます。

 

姿をみられた猫たちはあっというまにいなくなり、翌朝おしょうさんの元へ戻ってきたとらは、おしょうさんにあることづてをして姿を消してしまいます…

 

***

 

シンプルな恩返しのお話。青森県八戸市で語り継がれていた「猫檀家」という昔話の再話です。「どっとはらい」ですとんと胸におちるところが、昔話のいいところ。

 

実はこのシリーズが大好きなわたし(と、とん父)。小澤俊夫さんといえば昔話のパイオニア的存在のお方。とても読みやすく、ほっとする語り口が魅力です。そして金井田さんの絵がすてき!!!絵自体もとってもすてきなんだけど、アングルがまたいいんですよ。大好きです。

 

鳥の巣いろいろ

鳥の巣いろいろ

 

鳥の巣にもいろんなものがある。

茶碗型のもの、ボール型のもの、よこなが、たてなが… 

形だけじゃなく材料もさまざま。

 

どうして鳥はいろいろな巣をつくるのでしょうか?それは、たまごを狙ういろいろな動物からたまごを守るため。なぜ親鳥がさまざまな工夫をして、大変な思いをしてたまごを大切にするかというと…

 

***

 

こんな鳥の巣はじめてみた!というような珍しい鳥の巣がたくさん描かれています。図鑑のような趣の科学絵本かと思いきや、ラストは心がほわっと。すてきな絵本でした。

 

鈴木まもるさんで検索してみたら、「ピン・ポン・バス」や「がんばれ!パトカー」の絵の方でした。鈴木さんは鳥の巣研究家という側面もおもちだということで、超納得!鳥の絵がとってもすてきです。鳥は苦手だけど鳥の絵は好き。

 

鳥の巣いろいろ

鳥の巣いろいろ

 

 ※なぜかAmapicが中の写真だったのでカバーを載せておきます。

 

トン・ウーとはち

トン・ウーとはち (講談社の創作絵本)

 

いたずら坊主のトン・ウーは、ある日お母さんといっしょにお寺へいく途中、寺の門につくられた蜂の巣を「そーりゃ、そーりゃの、ぽく ぽく ぽく」と言いながら、木の枝でたたいてしまいます。

 

怒った蜂は犯人を見つけるべく、畑で大根をぬいていたトン・ウーのところへやってきて巣をたたいたやつを知らないか?と聞きます。犯人であるトン・ウーはこのピンチをのらりくらりとかわしていきますが…

 

***

 

表紙絵にひかれて手にとった絵本。トン・ウーが自分の子どもだったらと思うと白目になるけど、まあ子どもらしいっていえば子どもらしい憎めない子です。最後はきっちり落としまえがついてストンとおさまるお話。

 

小風さちさんって「わにわにシリーズ」の方ですね。小野かおるさんの絵がとてもすてきでした。色が鮮やかで、こっくりとした色合いなので、読み聞かせにもいいなと思った。低学年向き。

 

まとめ

これは完全に自分が楽しいだけのライフワークになりそうだな。