読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

がんばる小学生

がんばる小学生と家族の珍道中ブログ

スポンサーリンク

【少年サッカー】コーチに対する不満で頭がいっぱいになっているお母さんの話。

サッカー

先日チームのお母さんから散々愚痴を聞かされ、モヤっとしてしまったのでここで吐き出してみる。

※ フェイクあり

概要

もともとそのお母さんは、自分の子供(Dくん)に対するコーチの指導に不満を持っていた。とはいえ、それをコーチに伝えるようなモンスターなお母さんではなく、Dくんを励ましながら見守るスタンスを保っている人という印象だった。

ある試合でDくんがいつもとは違うポジションでプレーしていたときのこと。ボールをもったDくんが相手に囲まれながら無理に突破を試みて失敗。ボールを奪われただけでなくそのまま失点してしまった場面で、コーチがDくんに対して「もっと周りをみて、視野を広くもって」「そういうときは◯◯に戻して組み立て直してごらん」と声をかけた。

Dくんはそれを無視して指示に従わず、同じようなプレーを何回か続けたところで、コーチが激怒してDくんを下げ「話が聞けないなら試合に出なくていい!帰れ!」「◯◯のプレーをみろ!お前は◯◯みたいなプレーができてないだろ!」と怒鳴った。

ベンチに下がってからも、コーチはDくんに長い時間話をしていて、

  • コーチの話を聞きなさい

  • 無理に前に前にいくのではなく後ろや斜め後ろにボールを戻すという選択肢がある

その話の内容は主にこの2点がポイントだったようだ。Dくんは話の途中から泣きだしてしまい、ちょっとした騒動となったため、Dくんの両親は試合が終わったあと、コーチから一連の経緯について説明と謝罪*1を受けた。

Dくんのお母さんの思い

  1. いつもやっているポジションではないところでのプレーに対して、そこまでキツく言わなくていいんじゃないか

  2. いつもそのポジションをやっている◯◯くんと比べられたらかわいそうだ

  3. 前にいくことの何が悪いんだ

  4. コーチがDの成長を邪魔ばかりするから上達しない

わたしの感想

途中まではうんうん頷きながら聞いていたんだけれど…だんだん「うーん」に変わってしまった。

1と2については確かにそのとおりだと思う。そのポジションの役割や動き方が理解できていなければうまくいくはずない。でもそれはDくんが悪いわけではなく、これから経験とともに学んで身に付けていけばいいことだし、たとえDくんが自分の指示どおりに動かず、アドバイスに耳を傾けなかったとしても、大人であるコーチが感情的になって怒鳴り散らしてしまうのはいかがなものかと思う。それに加えて、できないことを他の選手をひきあいにだしてコメントするなんていうのは、まさに百害あって一利なしだ。言われたほうのDくんはプライドが傷つくし、ひきあいにだされるほうも居心地が悪くなる。聞いている周りの選手の中には「Dは◯◯より下手だ」と受け取る子もいるかもしれない。ベンチに下がってからの話の長さも含めて、コーチのやり方はまずかったとわたしも思う。

ただ、それと3、4は全く別の問題。彼がこの日やっていたのはボランチだったので、ボールを奪われてしまえば即ピンチになってしまう。しかも彼のプレーが起因となって失点もしている。コーチの「 無理に前に前にいくのではなく後ろや斜め後ろにボールを戻すという選択肢がある」というアドバイスに耳を傾けず、そのあとも何度も何度も同じことを繰り返したDくんは、下げられても当然かなと思うし、注意を受けてもしかたがないかなと。

ところがDくんのお母さんは、コーチへの不満が爆発してしまったのか「Dは悪くない」「Dのやっていることは間違っていない」「せっかくスクールに通ってもコーチの指導で台無しになる」と言う。

心情的には「ムカつく奴に自分の子供を悪く言われて超ムカつく!」っていうの、よくわかるんだけれども。わたしは、コーチの性格や指導方法、選択しているチーム戦術についての不満があることと、そのコーチに指摘された子供の課題については分けて考えないといけないと思っていて。そこをごっちゃにしてしまうと誰のためにもならないし、話がややこしくなってしまうんじゃないかと。

今回のコーチのやり方は確かにまずかったけれど、アドバイスの中身に関しては筋が通っていたと思う。もし抗議するのであれば、「コーチの伝え方」の部分にポイントを絞るべきだろうし、指導内容や戦術に不満があるならば残念だけど別のチームを探すほうがいいんじゃないかと思った。

おわりに

実際わたしがDくんのお母さんに言えたのは、「すごく気持ちわかる。ただ、コーチのやり方のまずさと、自分ちの子の課題は分けて考えたほうがいいかも」ってところまで。その時点でものすごく不服そうだったので(あたりまえだけど)それ以上は何も言わずに話を聞きつづけた。その結果わたしがモヤモヤしてしまった。

はぁ、スッキリした!

*1:泣かせてしまった指導についての謝罪だったそう

【絵本レビュー】「かあさんをまつふゆ」ジャクリーン・ウッドソン/E.B.ルイス/さくまゆみこ/光村教育図書

児童書と絵本と漫画

かあさんをまつふゆ

図書館で本を探すとき、そのほとんどは棚差しなので背表紙からの情報が「手に取るかどうか」の決め手となる。背表紙を見るときにわたしが気にしているポイントは以下の3つ!

  • タイトル名
  • 作者
  • 装丁

今回は3つ目の「装丁」が気になって手に取った「かあさんをまつふゆ」を紹介しようと思う。

⇒高学年の読み聞かせにおすすめの絵本をお探しの方はこちら

印象的な少女の横顔に惹かれた

背表紙から得られる情報は少ないようでとても多い。タイトル、作者名、出版社名…そして装丁。

「かあさんをまつふゆ」を手に取った理由は、表紙にもなっている少女の印象的な表情が、背表紙にもちらりと描かれていたから。これがなかったら、手に取ろうと思わなかったかもしれない。棚から取り出したときの気持ちは「あたりだ!」だった。表紙の絵の美しさとすっきりとしたデザインをみて、きっといい本だと思った。根拠は…ない(笑)

ストーリーはしみじみとあたたかい

「ねえ、エイダ・ルース、シカゴでは、こくじんの 女でも やとってくれるんですって。せんそうが あって、男たちが みんな たたかいに出ていってしまったからよ」

お母さんが遠くシカゴまで働きに行くことになり、主人公の少女エイダ・ルースはおばあちゃんと2人で留守番をすることになった。

おばあちゃんから「なんどもてがみを出してごらん」と言われて、せっせと手紙を書くエイダ・ルース。迷い込んできた子猫をかわいがり、その温もりに心をよせていくエイダ・ルースに、おばあちゃんは「ネコなんか かえないんだよ」といいつつ家の中にいれミルクを与える。外は雪が降り積もり、寒さとひもじさの中、ひたすらお母さんの帰りを待つ。

そんなある日、郵便屋さんがうれしいうれしい手紙を届けてくれた。

少女の心情を表すような光の陰影がとても美しい

人種差別や戦争、そして降り積もる雪に閉ざされていく閉塞感があいまって、全体的には重たいお話ではあるけれど。E.B.ルイスの美しい絵がすべてをあたたかく、でもひとつもごまかさずに包み込む。わたしは絵に詳しいわけじゃないけれど、エイダ・ルースの心をうつしだすような光の陰影に、E.B.ルイスのやさしいまなざしを感じる。

特に、お母さんからの手紙を受け取ったときのエイダ・ルースとおばあちゃんの笑顔がとてもいい。

おわりに

今のようにLINEやメール、ビデオ通話のようなものがない時代。いつ帰ってくるのか、元気にしているのかさえわからないお母さん(おそらくお父さんのことも)を待つ子供の気持ちを思うと、胸がつまる。と同時に、そんな親子関係であること、厳しくもやさしいおばあちゃんがそばにいることに羨ましさもある。

「エイダ・ルース、せかいじゅうの なによりも あんたが 大すき。わかってる?」

「うん。雨よりも 大すきなんでしょ」わたしは つぶやいた。

「雨よりも ゆきよりも 大すきよ」かあさんが ささやいた。

いいなぁ。こういうやりとりができて。もし、子供たちがまだ小さかったら、こんな風に決まったやりとりをとおして「大切だよ」「大好きだよ」って伝えたかったなと思う。